ケルビン・ヘルムホルツ不安定性は流体間の密度差や速度差が原因で引き起こされる不安定性で、自然界の様々な場所、様々なスケールで見る事が出来ます。Flowsquareでは、そのような流れをcmode=3を用いて密度差を考慮に入れながらシミュレーションを行う事が出来ます。このシミュレーションではx方向に周期境界を用いているのみなので、境界条件ファイル（bc.bmp）はブランク（真っ白）です。また、初期条件を設定する必要があり、これは初期条件ファイル（ic.bmp）を用いて設定します。また、手早く不安定性を引き起こすために、初期速度場に速度変動を加えています。下にシミュレーションのムービーがあります。
提案
上下の領域境界は単に流出境界ですが、シミュレーション後半になると、この流出境界条件の影響が明らかに現れています。もし、良い計算環境（ハード、時間）があれば、是非 ly と ny を大きくしてシミュレーションを行ってください。
