Monthly Archives: 11月 2013

レッスン1.1 — 箱を開けよう!

このページでは、デフォルトの入力ファイルを使い、Flowsquareを利用する際の一連の操作を学びます。現段階ではソフトで使われている理論を説明したユーザーガイドを理解する必要はありません。また、このレッスンで未知の言葉に遭遇しても怖がらないでください。分からないことは後々理解することにして、まずは実際にシミュレーションを行いましょう。
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レッスン0 — 始めの始め

シミュレーションを始める前に(または、始めた後に)、流体シミュレーションの大雑把な方法について知っておくことは後々の理解に非常に助かります。図1のような流れ場をシミュレーションしたいとします。

図1:シミュレーション対象の流れ場。

図1:シミュレーション対象の流れ場。

このような流れ場を3ステップでシミュレーションします。

最初に、図2のように、図1の場をNX x NYのメッシュに分割(離散化)します(NXとNYは水平及び垂直方向のメッシュの数を表しています)。

図2:最初に場をNX x NYのメッシュに分割(離散化)します。

図2:最初に場をNX x NYのメッシュに分割(離散化)します。

次に、瞬時の流れの解を得るためにそれぞれのメッシュ上でたくさんの式を解きます。数々の式はユーザーガイドで説明してあります。

最後に、瞬時の流れ場の解を時間方向に少しずつ (dt) 、少しずつ (dt) 積分します。ここで、dt は時間ステップ辺りの物理時間の増加分で、通常マイクロ秒のオーダーを持ちます。

以上がFlowsquareで流れ場を解く大雑把な方法です!